バイクのマフラー音量は年式でどう変わる?車検で止まるポイントを先に潰そう!

車のホイールナットを締める整備士の手元
検査

バイクのマフラーは、同じ音量に感じても「年式」と「区分」で車検の基準が変わります。

さらに近年は、車種ごとの基準値に対してプラス何dBまで、という“相対値”の考え方も混ざっていてややこしいです。

この記事では、年式ごとの見方と、当日に不合格になりやすい原因を、作業に落とせる形で整理します。

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  1. バイクのマフラー音量は年式でどう変わる
    1. 車検で見られるのは近接排気騒音が中心
    2. 126cc以上は94dBが上限目安になりやすい
    3. 51〜125ccは90dBが上限目安になりやすい
    4. 〜50ccは84dBが上限目安になりやすい
    5. 年式によっては99dBや94dBの“固定基準”で語られる
    6. 2010年前後以降は構造面の注意が増える
    7. 2014年以降は相対値の考え方が入りやすい
  2. 車検の測定方法を知ると対策が具体化する
    1. 測定位置は45度と50cmが基本になる
    2. 回転数は最高出力回転数の50%または75%
    3. 当日に慌てないための事前確認リスト
    4. 年式が新しいほど書類と表示が効いてくる
    5. 基準値が曖昧なときの整理表
  3. 車検で落ちやすい原因は音量そのもの以外にもある
    1. 排気漏れがあると数値が跳ねやすい
    2. グラスウールの劣化で急にうるさくなる
    3. バッフルの固定が甘いと不利になりやすい
    4. 触媒の有無が絡むと選べるマフラーが狭まる
    5. 落ちそうなときの対処案を表で整理する
  4. 社外マフラーを車検対応に寄せる選び方
    1. JMCAなど適合を示す表示を優先する
    2. 年式に合う認証区分を選ぶ
    3. 新品だけでなく経年変化も前提にする
    4. 中古購入は刻印と付属品の有無が命
    5. 購入前に確認したい項目を表にしておく
  5. 年式と音量で迷う人がやりがちな誤解
    1. 94dB以下なら全部OKだと思い込む
    2. 体感で静かなら大丈夫だと判断する
    3. バッフルを入れれば必ず通ると思い込む
    4. 車検がない排気量なら何でも許されると思い込む
    5. 迷ったときの判断軸を表で固定する
  6. 年式と基準を押さえるとマフラー選びがラクになる

バイクのマフラー音量は年式でどう変わる

チューニングカーのエンジンルームと大型ターボチャージャー

マフラーの音量は「いつ作られた車両か」で見られ方が変わります。

まずはあなたのバイクがどの時代の基準に属するかを押さえると、必要な対策が一直線になります。

車検で見られるのは近接排気騒音が中心

車検で“音”として直接測られやすいのは、停車状態で測る近接排気騒音です。

体感のうるささだけでなく、測定条件の回転数でどれだけdBが出るかが勝負になります。

126cc以上は94dBが上限目安になりやすい

排気量が126cc以上の区分では、近接排気騒音が94dBを上限目安として扱われることが多いです。

「とりあえず94dB以下」に収まる設計かどうかが、最初の大きな分岐になります。

51〜125ccは90dBが上限目安になりやすい

50ccを超えて125ccまでの区分では、近接排気騒音の上限目安が90dBとして整理されます。

小排気量でも社外マフラーで音量が出やすいので、基準値を甘く見ないほうが安全です。

〜50ccは84dBが上限目安になりやすい

第一種原付の区分では、近接排気騒音の上限目安は84dBとして整理されます。

原付は取り回しが気軽なぶん、街中での取り締まり対象になりやすい点も意識しておくと安心です。

年式によっては99dBや94dBの“固定基準”で語られる

古い年式の車両では、近接排気騒音99dBや94dBのように、固定の基準値で語られることがあります。

ただし実際の判定は、車検場の運用や車両側の表示・証明の揃い方で体感が変わるため、書類と刻印の確認が重要です。

2010年前後以降は構造面の注意が増える

年式が新しくなるほど、音量だけでなく「構造が適切か」も見られやすくなります。

たとえば後付けの消音部品が容易に外せる作りだと、車検や取り締まりで不利になりやすいです。

2014年以降は相対値の考え方が入りやすい

比較的新しい世代では、車種ごとに定められた基準値に対して「+5dB以内」といった相対値の整理が登場します。

この場合、単純に94dBに収まればOKとは限らないため、車両側の基準値表示や証明の揃い方が鍵になります。

車検の測定方法を知ると対策が具体化する

自動車バッテリーを点検する整備士の手元

「音が大きいか小さいか」ではなく「どう測るか」を知ると、対策が一気に現実的になります。

測定位置・角度・回転数の条件で数値が動くので、当日の再現を前提に準備すると失敗しにくいです。

測定位置は45度と50cmが基本になる

近接排気騒音は、排気の向きに対して斜め45度の方向で測られます。

距離はマフラー開口部から50cm、排気口と同じ高さが基本になりやすいです。

回転数は最高出力回転数の50%または75%

測定時の回転数は、最高出力が出る回転数を基準に割合で決まる考え方が一般的です。

最高出力回転数が高い車両は50%側、その他は75%側が使われることがあり、ここで音量が一気に上がる車両もあります。

当日に慌てないための事前確認リスト

準備不足で落ちるパターンは、音量の大小というより“詰めの甘さ”です。

一度この項目をなぞるだけで、車検当日の不安がかなり減ります。

  • 排気漏れ
  • 固定ボルトの緩み
  • 消音部品の固定
  • 刻印やプレート
  • 触媒の有無
  • マフラー内の焼け

年式が新しいほど書類と表示が効いてくる

新しい年式の車両ほど、適合を示す表示や証明の有無で話が早く進みます。

逆に、表示が曖昧だと現物確認が長引き、測定に入る前に不利になることがあります。

基準値が曖昧なときの整理表

迷いやすいのは「自分のバイクがどの整理に当たるか」です。

まずは排気量区分と、車両の世代感から大枠を掴むと判断が速くなります。

区分 上限目安 見られやすい点
〜50cc 84dB 日常走行の注目度
51〜125cc 90dB 社外での増音
126cc以上 94dB 表示と構造

車検で落ちやすい原因は音量そのもの以外にもある

リフトで持ち上げられた整備工場内の車両

音が大きいと感じていても、原因はマフラー本体ではないことがあります。

対処を間違えるとお金と時間が溶けるので、まずは“疑う順番”を整えるのがコツです。

排気漏れがあると数値が跳ねやすい

エキパイの継ぎ目やガスケットの劣化で排気漏れが起きると、音が荒れて数値が上がりやすいです。

マフラー交換より先に、漏れの有無を点検するほうが近道になることがあります。

グラスウールの劣化で急にうるさくなる

サイレンサー内部の吸音材が焼けたり飛んだりすると、同じマフラーでも音量が上がります。

新品時は通っていたのに、年数が経って突然ギリギリになるのはこのパターンが多いです。

バッフルの固定が甘いと不利になりやすい

消音部品が入っていても、簡単に脱着できる状態だと見られ方が厳しくなりがちです。

固定方法が適切か、走行振動で緩まないかを確認しておくと安心です。

  • ボルト固定の増し締め
  • 緩み止め剤
  • ガタつきの除去
  • 排気の向きの安定

触媒の有無が絡むと選べるマフラーが狭まる

車両側が触媒前提の設計だと、社外マフラーの選択肢が一気に減ります。

音量だけ合わせても、構造面で不利になることがあるので注意が必要です。

落ちそうなときの対処案を表で整理する

対処は“何を原因として疑うか”で変わります。

やる順番を決めておくと、遠回りが減ります。

症状 疑う箇所 優先対応
急に爆音化 吸音材 リパック
バリバリ音 排気漏れ ガスケット交換
回転で跳ねる 固定 増し締め
数値が読めない 表示不足 適合品へ

社外マフラーを車検対応に寄せる選び方

チューニングカーのエンジンルームとインテークパイプ

車検で強いのは、測定で勝つことより“適合が説明できる状態”を作ることです。

年式が新しいほど、その差が当日に効いてきます。

JMCAなど適合を示す表示を優先する

社外マフラーには、基準に適合していることを示すプレートや表示が付くものがあります。

この表示があると、現場での確認がスムーズになりやすいです。

年式に合う認証区分を選ぶ

同じ車種向けに見えても、適合対象の年式が違うマフラーがあります。

購入前に「あなたの車両年式に適合するか」を最優先で確認すると失敗しにくいです。

新品だけでなく経年変化も前提にする

新品時に基準内でも、吸音材の劣化で数年後にギリギリになることがあります。

最初から余裕のある音量設計を選ぶと、長期で安心しやすいです。

  • 静音寄りの設計
  • リパック対応
  • 部品供給の継続
  • ボルト類の入手性

中古購入は刻印と付属品の有無が命

中古マフラーは価格が魅力ですが、必要な表示や付属品が欠けていることがあります。

バッフルや固定部品が欠品していると、音量だけでなく構造面でも不利になりやすいです。

購入前に確認したい項目を表にしておく

選び方は“好み”より“条件”です。

この表の項目が埋まるかどうかで、購入判断がかなり安定します。

確認項目 見る場所 狙い
適合年式 メーカー情報 対象一致
表示の有無 プレート刻印 説明性
構造 固定方式 脱着性リスク
劣化対策 部品供給 長期運用

年式と音量で迷う人がやりがちな誤解

タイヤのナットを締める整備士の手元

情報を集めるほど混乱するのは、基準が一つではないからです。

よくある誤解を外すだけで、判断がかなり軽くなります。

94dB以下なら全部OKだと思い込む

94dBという数字は大切ですが、すべての年式や区分で万能ではありません。

相対値の考え方が関わる世代では、車両側の基準値との関係も見られます。

体感で静かなら大丈夫だと判断する

低音が太いマフラーは、体感では静かでも測定条件で数値が出ることがあります。

逆に高音寄りはうるさく感じても数値が伸びにくい場合があり、体感は当てになりません。

バッフルを入れれば必ず通ると思い込む

バッフルを入れても、固定が甘い・排気漏れがある・吸音材が劣化しているなどで数値が下がらないことがあります。

「入れたからOK」ではなく「条件下で下がるか」を確認するのが確実です。

  • 固定状態
  • 排気漏れ
  • 吸音材
  • 回転数条件
  • 取り付け角度

車検がない排気量なら何でも許されると思い込む

車検の有無と、保安基準に適合しているかは別の話です。

日常走行では取り締まりもあり得るため、年式と区分に沿った状態を作るほうが安心です。

迷ったときの判断軸を表で固定する

迷いは判断軸が揺れているサインです。

この表の順番で見れば、やることが自然に決まります。

判断軸 最初に見るもの 次にやること
年式 車検証 適合対象を確定
区分 排気量 上限目安を決める
表示 プレート刻印 説明性を上げる
状態 漏れ・劣化 整備で底上げ

年式と基準を押さえるとマフラー選びがラクになる

タイヤチェンジャーでホイールを整備する作業員

バイクのマフラー音量は、年式と排気量区分で見られ方が変わります。

近接排気騒音の測定条件を知ると、対策は「漏れ」「劣化」「固定」「表示」の順で整理できます。

社外マフラーは適合を示す表示や年式の対象一致を優先し、余裕のある静音設計を選ぶと長期で安心です。

迷ったら、車検証で年式を確定し、区分の上限目安を決め、表示と状態を整える流れで進めてください。