テスラで車検に通らないと言われると、どこが悪いのか分からず焦ります。
ただし落ちる理由は、実はタイヤや灯火類など基本項目の積み重ねであることが多いです。
さらに近年は電子制御の確認が重視され、警告表示や診断結果が壁になるケースも増えています。
ここでは「なぜ通らないのか」と「どう整えれば通るのか」を、順番が迷子にならない形で整理します。
テスラの車検が通らない原因は
テスラはEVなので排気系の検査が少ない一方で、足回りや灯火類、表示灯、診断系の不備が原因になりやすいです。
つまり「EVだから簡単」という思い込みがあると、基本項目の詰めが甘くなって不合格につながります。
まずは落ちやすい箇所を把握し、当日に慌てない順番で潰していきましょう。
灯火類の不点灯
車検で定番の不合格理由が、ヘッドライトやウインカーなど灯火類の不備です。
点灯しないだけでなく、光軸や光量のズレでもアウトになることがあります。
ハイビームの操作手順やオートライト設定が原因で、検査員に意図が伝わらず不利になることもあります。
当日は事前に手順を確認し、必要ならオート系設定を一時的に見直して臨みましょう。
タイヤの状態
溝の不足、偏摩耗、ひび割れ、異物刺さりは、見落としやすいのに結果へ直結します。
ホイール交換をしている場合は、タイヤ外径やはみ出しも絡むので要注意です。
空気圧が極端にズレていると計測値に影響して、別の項目まで疑われることがあります。
溝と外観を目視で見て、空気圧を適正値へ合わせるだけでも通過率は上がります。
ガラスの損傷
フロントガラスのヒビや大きめの欠けは、位置や程度によって不合格の原因になります。
小さな飛び石でも運転席の視界付近だと厳しく見られやすいです。
ワイパーゴムの裂けや拭きムラも、状態次第で指摘されます。
気になる傷があるなら、車検前にリペア可否を確認しておくと安心です。
足回りのガタ
テスラは車重があり、ブッシュやアーム周りに負荷がかかりやすい構造です。
そのため異音やガタが出ていると、車検時に不利になりやすい傾向があります。
ユーザー車検だと見つけにくい不具合でも、検査では挙動の違和感として表に出ることがあります。
段差でコトコト鳴るなど兆候があるなら、先に点検して原因を切り分けておきましょう。
OBD検査への備え
近年は電子装置の検査が入り、診断結果によっては不合格になる可能性があります。
警告が消えていない状態や、故障コードが残った状態はリスクが高いです。
一時的に表示が消えていても、履歴として残る場合がある点が厄介です。
気になる警告が出た経緯があるなら、車検前に一度整備側で状態確認をしておくと安全です。
警告表示の扱い
メーター内の警告灯やエラー表示は、検査側が慎重になるきっかけになります。
軽微な表示でも「原因が未解決」と判断されると、再検査や整備指示につながりやすいです。
ソフト更新後やセンサー汚れなど、原因が単純でも表示が残るケースがあります。
表示が出る条件をメモし、再現性があるなら先に潰してから当日を迎えましょう。
当日の再検査
不合格でも当日に直せる内容なら、その場で調整して再検査できることがあります。
特に光軸はテスター屋で調整できるケースが多く、時間が勝負になります。
再検査の受付期限があるため、落ちたら早めに動ける段取りが重要です。
初めてなら「落ちても当日で挽回できる」前提で、余裕のあるスケジュールを組みましょう。
車検前に整える段取り
テスラの車検で無駄に詰まるのは、部品よりも「準備不足」が原因になりがちです。
書類と設定と見た目の整備を先に済ませると、当日焦るポイントが激減します。
ここでは最初にやるべき準備を、順番で整理します。
必要書類
書類が揃っていないと、検査以前に手続きが止まってしまいます。
電子化が進んだとはいえ、窓口で求められるものは残っています。
前日までに一式をまとめ、当日に探さない状態にしておきましょう。
- 車検証
- 自賠責保険証明書
- 納税証明書
- 印鑑
- 本人確認書類
外観の整え方
車体が極端に汚れていると、番号の視認や灯火の確認がしづらくなります。
検査そのものは清掃で合否が決まるわけではありませんが、印象で損をしやすいです。
ライト周りやガラスの汚れは、計測や目視判断の邪魔になりやすいです。
前日は洗車して、フロント周りだけでもスッキリさせておきましょう。
設定と操作
テスラは操作が独特で、検査ラインで慌てると余計な指摘を招きます。
ライト操作、ハザード、パーキングブレーキ周りは、事前に動作を確認しておくべきです。
オート機能が絡むと誤解される場合があるので、必要なら一時的に手動へ寄せます。
当日に説明が必要になりそうなら、要点を短く言えるように準備しておきましょう。
費用の内訳
車検費用は大きく分けて法定費用と、整備や代行にかかる費用に分かれます。
EVは重量税の扱いや検査項目の違いがあり、見積もりの見え方が変わることがあります。
どこまで整備を含めるかで金額差が大きいので、内訳で比較するのがコツです。
| 法定費用 | 自賠責 |
|---|---|
| 法定費用 | 印紙 |
| 法定費用 | 重量税 |
| 基本料金 | 点検 |
| 基本料金 | 代行 |
| 追加費用 | 部品交換 |
ユーザー車検で通す流れ
ユーザー車検は費用を抑えやすい一方で、当日の段取りが合否に直結します。
テスラは操作系が独特なので、流れを知っているだけで気持ちがかなり楽になります。
初めてでも迷いにくいよう、基本の流れをまとめます。
予約の取り方
ユーザー車検は予約枠が埋まることがあるため、先に日程を押さえるのが安全です。
平日でも月末や連休前後は混みやすく、待ち時間が伸びがちです。
午前枠にすると、落ちた場合の再検査に時間を使いやすいです。
書類不備で時間を失うのが一番もったいないので、予約後に必要書類を逆算で準備しましょう。
当日の持ち物
現地で「ない」と気づくと、取りに戻るか中断になりがちです。
特に支払い手段や筆記具は、地味なのに詰まりやすいポイントです。
整備記録の提出が必要なケースもあるので、不安なら事前に確認しておきましょう。
- 現金
- 筆記具
- 書類一式
- スマホ充電
- 時間の余裕
検査ラインのコツ
検査ラインは流れが決まっているため、焦らず指示に合わせることが大切です。
灯火の操作を求められる場面があるので、合図が来たら迷わず動かせるようにします。
テスラ特有の挙動が気になるなら、事前に説明できる一言を用意しておくと楽です。
分からないときは黙って進めず、その場で短く確認するほうが安全です。
落ちたときの立て直し
不合格でも内容によっては当日中に立て直せるので、過度に落ち込む必要はありません。
光軸やサイドスリップのように調整で改善するものは、外部調整で巻き返せます。
一方で警告表示や電子系は即日解決が難しい場合があるため、原因の切り分けが重要です。
| 調整で対応 | 光軸 |
|---|---|
| 調整で対応 | サイドスリップ |
| 整備が必要 | ブーツ破れ |
| 整備が必要 | 警告表示 |
| 再発防止 | 記録の保管 |
どこに依頼するかの考え方
テスラの車検は依頼先によって、価格だけでなく安心感と対応範囲が変わります。
EVや電子系への理解が薄い場所だと、不要な交換提案や見落としが起きやすいです。
自分の不安の種類に合わせて、依頼先を選ぶのが近道になります。
テスラのサービスセンター
純正対応と診断の確実性を重視するなら、サービスセンターは安心材料になります。
ただし混雑や日程の取りにくさがあり、代車や移動手段も含めて計画が必要です。
車検と同時に気になる不具合を相談できる点は大きなメリットです。
費用は高めになりやすいので、何を任せるかを先に決めておきましょう。
指定工場
近場で完結させたいなら、指定工場は手続きがスムーズになりやすいです。
ただしEVの整備実績が少ない場合、対応できる範囲が限定されることがあります。
見積もり時に「テスラの入庫実績」と「診断対応」を確認すると失敗が減ります。
- 入庫実績
- 診断機の対応
- 充電設備
- 代車の有無
- 見積もり内訳
電装に強い整備工場
警告表示やセンサー系が絡むなら、電装に強い工場が頼りになります。
原因の切り分けが早いほど、無駄な交換や遠回りを避けやすいです。
事前に症状の発生条件を整理して伝えると、対応がスムーズになります。
相談時は「いつ」「どの画面で」「どんな表示か」を短く伝えられるようにしましょう。
見積もりで見るべき点
金額だけで比べると、必要な整備が抜けて後で追加費用が出ることがあります。
同じ総額でも、点検範囲や代行の有無で価値は変わります。
比較は内訳の粒度を揃えたほうが判断しやすいです。
| 確認項目 | 点検範囲 |
|---|---|
| 確認項目 | 代行の有無 |
| 確認項目 | 追加費用条件 |
| 確認項目 | 部品の選択肢 |
| 確認項目 | 保証の扱い |
改造やカスタムが不合格を招く場面
テスラはカスタムの自由度が高い分、車検に影響する変更も入りやすいです。
体感では問題なくても、保安基準は見た目や数値で判定されるため油断できません。
通らない原因がカスタム由来だと、戻す手間も増えるので先回りが大切です。
ホイールのはみ出し
社外ホイールは見た目が変わりやすい反面、はみ出しで不利になりやすいです。
オフセットの違いでフェンダーから出てしまうと、指摘される可能性が高まります。
タイヤサイズ変更で外径が変わると、速度計測にも影響することがあります。
見た目がギリギリなら、車検前だけ純正へ戻す判断も現実的です。
フィルムと視界
フロント周りのフィルムは、透過率の基準で判定されるため注意が必要です。
車内から見えていても、外側からの判定は別になることがあります。
施工店が出す証明があっても、実測で基準を満たさないと通りません。
不安があるなら、車検前に測定できる店舗で状態を確認しておくと安心です。
灯火の交換
社外のLEDやウインカーは、色味や点滅が基準から外れると不合格につながります。
明るすぎる、暗すぎる、切れかけているなど、見た目では判断しづらいこともあります。
シーケンシャル系は車種や仕様で扱いが変わるため、事前確認が重要です。
- 色味
- 点滅の安定
- 左右の差
- 取り付け状態
- 誤作動
ソフト更新のタイミング
アップデート直後は挙動が変わったり、設定が戻ったりすることがあります。
車検当日に初めて気づくと、操作ミスと誤解されて時間を失いがちです。
車検前は余裕を持って更新し、ライトや表示周りを一度触って慣れておきましょう。
| 更新の目安 | 車検の数日前 |
|---|---|
| 確認項目 | ライト操作 |
| 確認項目 | 表示設定 |
| 確認項目 | 警告表示 |
| 確認項目 | ブレーキ操作 |
通過率を上げるための要点整理
テスラの車検が通らないときは、まず灯火類とタイヤとガラスを優先して整えると近道になります。
次に警告表示と診断系の状態を確認し、電子系の不安があるなら先に点検で潰しておきましょう。
ユーザー車検なら午前枠で余裕を確保し、落ちたときの調整先まで想定して動くと立て直しやすいです。
依頼先は価格だけで決めず、EVと電装への理解、見積もり内訳、追加費用条件で比較すると後悔が減ります。
カスタム車は戻せるものを先に戻し、基準に触れやすい部分を先回りして整えるのが安定ルートです。
順番さえ押さえれば、車検は怖いイベントから、淡々と通す作業へ変わっていきます。

